金粉が噴き出す右手で即戦力ゲット間違いなし!「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で開催される。「人生大吉」という日本ハム新庄剛志監督(51)は25日、都内でスカウト会議に参加。1位は競合覚悟の大学生投手に決定も非公表だが、1番人気が予想される国学院大の最速153キロ左腕、武内夏暉投手(4年=八幡南)が有力候補。「あとは生まれ持った僕の強運の右手が、どう引くか」と、初の抽選機会に自信を見せた。

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どうやら日本ハム新庄監督の右手は、ただの右手ではないらしい。都内でスカウト会議に出席。競合覚悟で1位の大学生投手を決定したが、自身初となるクジ引きの大役に自信満々だ。

新庄監督 オレの右手から金粉が18メートル出てるんだって。左手は全くないらしい。ケガをするのも全部、左。生まれ持った僕の強運の右手が、どう引くか。

05年に出演したトークバラエティー「国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉」(テレビ朝日系)で、スピリチュアリストの江原啓之氏(58)に「(右手から)水芸のようにオーラが出ている」と超人的な“強運ぶり”を驚かれた。前年の04年には「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ系)で、鉛筆転がしで賞金1000万円をゲット。「さっき(スカウト会議で)話し合いをしていたら、いいのが降りてきた。ミリオネアで賞金を取った時の感じが“ポンッ”と…」と、不敵に笑った。

1位指名は非公表。映像を確認した指揮官は「将来エースになるんじゃないかな。イメージ的には面白い。四球が少ない投げ方。テンポも早い」。国学院大の武内、青学大の常広が当てはまりそうだが、一方で「荒れていて、いきなりアウトローにズドンと来る(投手も)魅力がある。昔、石井一久君が、そんなんだった」と、東洋大の細野を思わせる例えで報道陣を惑わせた。

昨年、初めて参加したドラフト会議でもクジを引く予定だったが、競合なく終わった。「人生大吉やから。明日は大吉引く。3分くらい箱を見て、字が浮き出てくるのを待つか(笑い)。まあ、任せて下さい」と、ワクワク。交渉権をゲットしたあかつきには「めっちゃ喜ぶ」とガッツポーズで「4メートルくらい跳び上がる(笑い)」。右手の強運が発動するか注目だ。【中島宙恵】

<ドラフトの主な験担ぎ>

◆紅白のふんどし 95年に佐々木監督(近鉄)が紅白のふんどしを締めて7球団競合の福留内野手(PL学園)を引き当て「よっしゃー」と雄たけび。ドラフト史上最大の声とも言われたが、福留には入団を拒否された。

◆ラッキーストライク 99年に3球団競合で河内投手(国学院久我山)を引き当てた達川監督(広島)は、松田オーナー代行にもらったお守り代わりのたばこ「ラッキーストライク」を上着の左ポケットに入れていた。交渉権を獲得すると、たばこの箱を取り出して喜びをアピール。

◆紫ボールペン 渡辺監督(西武)が09年に6球団競合の菊池投手(花巻東)を引き当てた。前日には岩手の地酒「南部美人」を飲み、当日は花巻東のスクールカラーである紫色のボールペンを携帯。

◆神社に3万円 和田監督(阪神)が12年甲子園で春夏連覇した藤浪投手(大阪桐蔭)を4球団競合の末、引き当てた。和田監督らはドラフト当日、都内の神田明神で3万円を投じた。