“外れ外れ1位”で東洋大の大型左腕、細野晴希投手(4年=東亜学園)を獲得した日本ハム新庄剛志監督(51)は「167キロぐらい投げるんだっけ? めちゃくちゃ魅力なんで、逆に良かったかなっていう風に、もう切り替えてます」と期待した。

1位では中大の西舘勇陽(ゆうひ)投手(4年=花巻東)を指名。巨人との競合となり初のクジ引きに挑んだが、“強運の右手”は発動せず。最初にクジを引いたが見事に外し「なんで~?(封筒が)厚かったのよ。(「交渉権獲得」の)ハンコの分、厚みがあったのよ。0・02ミリ。めちゃくちゃ自信あったんですけどね」と首をかしげた。

「人生のクジ引きは、僕はすごい持っている人間。こういうクジ引きはダメ。本当は、めちゃくちゃ自信なかったです」。あっさりとクジ引き役を降板し、外れ1位では小村球団社長に交代。外れ外れ1位では、21年東京五輪で侍ジャパン監督として日本代表を金メダルに導いた稲葉篤紀ゼネラルマネジャーが、ロッテとの競合を制した。