“きゅうと”の名を球界にとどろかせる。明大の上田希由翔(きゅうと)内野手(4年=愛知産大三河)が、ロッテに1位指名を受けた。仲間たちに囲まれながら12球団最後の1位指名を受け止め「ホッとしている気持ちでいっぱいです。なかなか珍しい名前なので、下の名前で呼んで欲しい」と呼びかけた。

名前の由来は父が「きゅうとにしよう」と直感でひらめき、両親が当て字で選んだ。「たくさんの方に覚えていただけるので、ありがたく思ってます」と笑みを浮かべた。

東京6大学野球では1年秋から4番に座り、4年間で83試合に出場。打率3割1分2厘、10本塁打に加えて歴代単独4位の74打点を挙げた勝負強い打撃を武器にする。「チャンスで1本を打てたり、チームを救う守備、走塁をやっていけたら」と千葉での活躍を思い描いた。