北の大地で大台へ-。最速158キロを誇る日本ハムのドラフト1位、東洋大・細野晴希投手(21)が27日、埼玉・川越市内の同大グラウンドで稲葉GMらから指名あいさつを受け、本拠地となるエスコンフィールド初の160キロ超えへ照準を合わせた。「最速にこだわらず、強さや平均球速を追い求めたい」と冷静も「160キロは目指したいというか、このままやっていたら出る数字」と頼もしかった。

今年3月、テレビで見た侍ジャパンの強化試合で、球団OBの大谷(エンゼルス)が片膝をついて本塁打を放った場面が忘れられない。自身との対戦を思い描いたが、今はまだ「どうしても打ち取れるイメージが沸かなかった」。いつの日か「日本を代表するピッチャーに」と意気込む剛球左腕。稲葉GMが「目の奥がすごく光っていてやる気に満ちている」と絶賛した瞳で、輝く未来を見据えた。

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