「阿賀北ベースボールフェスタ」が4日、新潟県の新発田市五十公野公園野球場などで行われた。県高野連、新発田市青少年野球協議会が主催で、阿賀野川以北の地域の子どもたちに遊び感覚で野球に接し、野球に関心を持ってもらうことを目的に今年が3度目の開催。同地域の幼児、小、中学生300人が参加した。

内容はリアル野球盤、ストラックアウト、カラーボール野球、キャッチボール、ティー打撃などさまざま。新発田市、胎内市、村上市の高校8校の野球部員がスタッフとして指導や運営にあたった。学童野球チーム、黒川サンダーズの羽田美結さん(黒川小4年)は「ティー打撃が楽しかった。高校生が優しかった」と感想を話した。小学生とキャッチボールをした新発田高の福田遥己内野手(2年)は「最初は嫌がっていた女の子が、自分が教えたら『面白い』と言ってくれてうれしかったです」と笑顔だった。

この日はNPB事務局から視察員が訪れた。過去には日本高野連も視察している。新発田市青少年野球協議会の島津善範会長(69)は「子どもたちが長い期間、野球に携わるようになってほしい。そのきっかけになれば」と話した。【斎藤慎一郎】