そらリストターンよ! 阪神岡田彰布監督が若虎に、リスト強化に特化したティー打撃をたたき込んだ。

17日午後1時ごろ、グラウンドでティー打撃のトスを上げていた水口1軍打撃コーチに指示を送った。すると、上本2軍野手コーチを「お手本役」に設定。水口コーチは顔付近にトスを上げ、右打ちの上本コーチは右手首を高めのボールにかぶせるように振り抜いてみせた。

岡田監督は「後ろの手よ、リストターンは。やっぱり(右打者なら)右の後ろの手がカーンとかえらんと、ボールに負けてしまうんよな」と説明。実践した上本コーチについて「うまいな。さすがに」と称賛し「水口もできるもんな」と続けた。小野寺、小幡、前川、井上と期待の若武者が取り組み、岡田監督は「ええやん」「今のあかんわ」と声をかけ30分、見守り続けた。ボールにスピンをかけ強い打球を放つため重要視してきたリストワーク。打撃強化のため引き続きティー打撃から意識させる。

▽阪神小野寺(岡田監督からティー打撃を指導され)「(バットの)グリップを出さずにヘッドを出す練習として、高めのボールを打つ練習をしていました。今までにない感覚でもあるので、打球は飛んでいたので早く身につけたいです」

▽阪神井上(岡田監督からティー打撃を指導され)「引き出しというか、身につくと率も残ってくるんじゃないかなと思う。自分のものに変えていけたらと思っています」

▽阪神小幡(岡田監督からティー打撃を指導され)「高めだと最初は右肩が上がって上向いちゃってた。それを直すためにレベルで振るっていう(ことを意識した)。(上本コーチの見本は)すごい(バットが)体に巻きついている。そういう感じで振ってたんで参考にしたいです」

▽阪神前川(岡田監督からティー打撃を指導され)「癖で(バットのヘッドが)下がったりする時があるので、そういうダメなところを修正という形で取り組んでいました。(監督から)『ええやん、ええやん』って(言ってもらえた)。気分が上がりました」

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