青学大(東都大学)が日本文理大(九州3連盟)を投打で圧倒し、春、秋リーグ戦、全日本大学野球選手権に続く、史上5校目の4冠へ好発進した。楽天ドラフト6位の1番中島大輔外野手(4年=龍谷大平安)が5打数3安打1打点。1四球も選び5打席出塁。支えてくれた車椅子の父へ優勝を贈る決意だ。日体大(関東5連盟第2代表)は酒井成真外野手(1年=東海大菅生)の2打席連続本塁打で天理大(関西5連盟第1代表)を下し、慶大(東京6大学)は環太平洋大(中国・四国3連盟)を破り、4強入りした。

   ◇   ◇   ◇

慶大 ソフトバンク3位の広瀬隆太内野手(4年=慶応)が、守備でも魅せた。本来は一塁手だが、この日は9月10日以来となる二塁の守備についた。リーグ戦終了後から練習し「対応は少し難しいけどなんとかなりました」と器用さを発揮。連戦での日体大との準決勝に向け「投手力があるなっていう印象があるので、明日は野手が頑張らないといけない」と意気込みを語った。