中日ドラフト1位・草加勝投手(22=亜大)ら新人10選手が9日、ナゴヤ球場で新人合同自主トレをスタートさせた。ランニング、キャッチボールなど軽めのメニューでスタート。草加は同5位の土生翔太投手(22=BC茨城)とのキャッチボールでも距離を取らずに、故障回避へクレバーさを見せつけた。

土生の力強い球に押されたが、最速153キロ右腕ははやる気持ちを抑えた。「地元(岡山県)がちょっと寒くて、強度の高いキャッチボールができなかった。出力を上げるとけがにつながると思った」。屋内練習場ブルペンでもシャドーピッチングでフォームの確認に止めた。

合同自主トレ初日を視察した立浪監督も「真面目そうな選手。芯の強い選手と思っている。ローテーションに入ってきてもらいたい選手」と、期待を寄せた。ドラ1右腕はブルペン入りを1月後半に想定。「1月後半ぐらいからはしっかり投げて、キャンプに合わせていこうかな」。立浪監督の前でもぶれない姿勢をアピールした。【伊東大介】