オリックス宮城大弥投手が5年目で初のスロー調整を取り入れていることを明かした。

大阪・舞洲の球団施設でキャッチボールを行うなどして体を動かした左腕は、今年のブルペンの投球練習について「まだ(捕手を)立たせてしか投げてないです。ちょっと1週間くらい遅れめの調整を初めてやっているので」と説明した。

例年1月後半には捕手を座らせた本格的な投球練習を開始しているが、今年は宮崎春季キャンプから行う予定だという。昨年は3月のWBCにも出場し、シーズンでも3年連続規定投球回に到達して2桁勝利を挙げるなどフル回転。「去年決結構たくさん投げたので、少しペースを落とした感じです」と意図を明かした。

「すべてにおいてキャリアハイ」を24年の目標に掲げており、自己最多13勝を上回る15勝を挙げれば、楽天田中将以来史上11人目となる高卒5年目での50勝に到達する。左腕は「長く野球をしたいので、別に急がなくても…」としつつ「勝てるならたくさん勝ちたい。しっかり自分のやるべきことをやって勝てるならベスト」と話した。他の現役では米パドレスのダルビッシュや中日涌井が達成した記録に挑む。【古財稜明】

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