阪神は27日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、岡田彰布監督(66)はキャンプMVPに野手では前川右京外野手(20)、投手では岡留英貴投手(24)の名前を挙げた。

今年は昨季のVメンバーを脅かす選手の出現もテーマで、前川や岡留の成長に加えて高卒2年目の新星、門別啓人投手(19)らが台頭した。岡田監督は「連覇」とはっきり口にしてきており、チャンピオンらしく、どっしりと過ごした充実の1カ月だったようだ。

 

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-MVPに前川と岡留の名前をあげた。高卒2年目の門別を含め、底上げを目指したキャンプの達成度は

去年も前川、少し交流戦とか出たけどなあ。故障とかあって、なかなかね、シーズンいう意味では活躍できなかったけど。今年はそういう意味では、ノイジーの出遅れもあるけど、どんどん外野手として使えるというかね。それでここまではね、実戦でもいい結果出してるしね。十分、戦力として今年はいけると思うけどね。

-期待していたものに応えている

ずっと言ってたのがね、去年はドラフトからね、右の外野手いうの言ってたから、そしたら右の外野手ばっかりになってもうたからね。左、近本1枚やもんね。そういう意味ではね、これは右、左、いう意味では、貴重な左バッターね、外野手として。当然ね、戦力になってほしいと思うよ。それは。

-打線のバリエーションが増える

そうやなあ。左が、多い、多い言うてたけどな。なんか、バランス的には結構ようなってきたよな。

-高卒野手の台頭が今年はあるかも

それは、大学、社会人でいいのとって、そないしてなってるから。それは、しょうがない部分あるよ。なかなかそこに、高卒で割り込んでいけるいう方がな、難しい部分はあるよ。一概には言えないけど。上位で高校生ばっかり取ってたら、そういう布陣になると思うから。それはあんまり関係ないけどね。

-20歳で昨季日本一のメンバーに入れそう

それは大したもんよ。だって3年目やもん、まだね。だから今まではね。期待感みたいなもんはあったけど、腰とか、肩とかな。なかなか、キャンプもできなかった部分あったからね。今年は本当、1カ月でね。ケガとかなしで。これ乗り切ったから1カ月ね。こらもう、当然1軍戦力として見てるけどね。

-ノイジーの状態次第では投手の左右関係なく前川を使う

いやいや、右左はまあこれから見てからやなあ。うーん。まあ、今日はしかしノイジーも結構振ってたなあ。あいつやっぱり。ノイジーも次の甲子園くらいからからやろなあ。

-去年は前川は右投手の時ばかりだった。左に当ててみることもある

せやったなあ。まあ使ってたら左も出てくるやろ。そういう意味ではなあ。左には別に当てても良いと思うけど。

-前川の魅力は?

いやいや、元々思い切りがいいしね。去年もそれで、交流戦で3番とか打たしたことあるし。ちょっと、どっちかっていうと打球がラインドライブが多かったけどなあ。今年はボールが上がるもんね。飛距離も柵越えとかすごいなあ。

去年まではちょっとラインドライブがかかりすぎてな。ボールをつぶしにいきすぎて、なんかそういう打球多かったけど。今年うまく運ぶというか。やっぱり、下半身もなんか太くなって、すごくな、下で打てるいうかな、そういう感じは受けてるよ、おーん。

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