開幕投手最有力候補の西武今井達也投手(25)が、DeNAとのオープン戦(横浜)に先発し、4回2安打無失点と好投した。2回までパーフェクト投球。3回と4回に得点圏に走者を背負ったが、ホームを踏ませなかった。「投げていて楽しかったというか、気持ちよく投げられたので良かったかなと思う。要所要所でしっかり投げ切れた」と振り返った。

直球のスピードの速さが際立った。この日の最速は球場表示で自己最速タイの159キロをマーク。「多分速いんじゃないですか。球場(のスピードガン)が」と苦笑いしたが「去年よりはいい」と真っすぐにいい手応えはある。昨季10勝の右腕は「うまくなろうという気持ちは試合中でも持ち続けている。そこが要因かなと思う」とうなずいた。

春季キャンプから向上心を持って練習してきた。予備動作をせず、最小限の動きで効率のいい投げ方も求めた。セットポジションの際にグラブを通常の位置から高くするフォームを試すなど、さらなる上達を図って取り組んだ。「長いイニングを投げる立場ですし、引き続きもっともっとうまくなれるように」と進化を目指している。

プロ8年目。3年連続開幕投手を務めた高橋は右肩の張りで調整が遅れ、自身初の開幕投手を務めることが濃厚。例年以上に責任と自覚を感じさせる。「技術もそうですし、トレーニングの部分でも、もっともっとレベルアップしないといけない。もっとチームを引っ張れるように」と気を引き締め西武松井稼頭央監督西武松井稼頭央監督(4回無失点の先発今井について)「よかったですね。真っすぐにしてもそうですし、非常にいい高さに投げていたので、順調にきているんじゃないかなと思う」

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