日本ハムは14日、育成3年目の福島蓮投手(20)と支配下選手契約を締結したと発表した。新庄剛志監督(52)が会見に同席する予定だったが、記者席に座るサプライズ演出があったため、急きょ木田優夫GM代行(55)が新たな背番号「94」のユニホームを着た福島と一緒に登壇した。

福島がプロ入りした時は2軍監督だった木田GM代行は「ファーム監督になった時に入ってきた投手なんですけど、入った時から投げる感覚はいいものを見せてくれていた。ただ、本当に体力がなかったので、そこを何とかしないといけないなという形で進めてきて。今それが、まだまだですけど、少しついてきたので、タイミングが良いのかなというところですね」と感慨深げに話した。

今後、どのようなスケールの投手に育っていってほしいかを問われた木田GM代行は「能力的にはストレートもかなり良くなってきましたし、もともとカーブを投げる感覚も良かった。そこを消さずに、今は落ちる球も良くなってきているので、先発でもリリーフでも、これからファイターズを支えてくれるピッチャーに成長してくれるんじゃないかと思っています」とコメント。続けて「今日この会見も、それこそ僕は“代行”なので、起用法は(新庄)監督と話をしながら進めていければと思っています」と話した。