広島新井貴浩監督が、開幕カードで対戦するDeNAに揺さぶりをかけた。当初は5回前後を予定していた先発森下暢仁投手を3回37球で代えた。

試合後、開幕2戦目の先発を明言した右腕の早めの継投に「投げてない、見せてない球種もあったので代わりました」と不敵に笑った。2週間後に再戦する相手をけん制した。

DeNAが積極的に仕掛けてきた足攻もバッテリーを中心に防いだ。4回はけん制から飛び出した走者を2度アウト(記録はともに盗塁死)にし、9回は二塁へのけん制死に盗塁死で攻撃の芽をつんだ。「一塁コーチに(石井)琢朗さんが立っているので、何をやってくるか分からない怖さがあります」とニヤリ。現役時代に選手とコーチでともに戦った名伯楽への警戒を高めつつ、「細かいプレーは仕上がってきている」と自軍の選手たちの動きをたたえた。

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