今回は我慢します。日本ハム山崎福也投手(31)が19日のヤクルト戦(神宮)で先発登板する。オリックス時代の昨年、ヤクルトとの交流戦(神宮)では7回4安打1失点と好投し、打撃でも先制打含む2安打1打点と“二刀流”で活躍。相性抜群で、18日の練習中、新庄剛志監督(52)から「打席に立つ?」と打診されたが「立ちたかったですけど。さすがにオープン戦なんで。ケガしてもあれですし、我慢します」と、謙虚に本業に専念する。

まずは4月2日の本拠開幕楽天戦に向け、前回登板の反省点を修正する。12日広島戦は、4回76球を投げ9安打3失点。移籍後初被安打、初失点を許した。課題に挙げていた制球面は「キャッチボールをやっていく中で、いい感覚と悪い感覚があるので、そのいい感覚を自分の中でたくさん再確認しながらやってきました」と、慎重に見直した。

オープン戦での指名打者使用は、球団の判断に委ねられており、山崎の“二刀流”も可能ではあった。念のため本人の意向を聞いた指揮官だが、本心は「開幕前はだめでしょ。痛いでしょ。(手が)しびれたら」と苦笑い。神宮開催となる6月の交流戦は指名打者がなくなる。お楽しみは3カ月後に、取っておく。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧