先発からリリーフに転向した楽天藤平尚真投手が、全球直球勝負で巨人打線を封じた。6回に3番手で登板。先頭オドーアを150キロ直球で捕飛、吉川を150キロで三ゴロ、代打長野はこの日最速の外角152キロで見逃し三振。「真っすぐはかなりいい状態だった。全球真っすぐでいけるとキャッチャーが判断してくれたので、(田中)貴也さんに感謝したい」。1回無安打無失点1奪三振と好投した。

2月の練習試合期間はストライクゾーンで勝負できずに苦しんだ。ボール先行の投球が続き、今江監督も藤平を含むリリーフ陣に「残念だった」とカミナリを落とし、藤平は同月20日から2軍に合流。19日の愛知遠征から1軍に再合流し、オープン戦3試合連続無失点と息を吹き返した。開幕1軍入りへ「ほんとにもう1回、気を引き締めてやっていきたい」と言葉に力を込めた。

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