<ソフトバンク3-1オリックス>◇29日◇京セラドーム大阪

ソフトバンクが開幕戦8連勝を決めた。勝利の立役者は西武からFA加入した山川穂高内野手(32)。7回無死から右中間スタンドへ決勝ソロを放った。移籍後初アーチ。公式戦に限れば22年10月1日以来、545日ぶりの1発となった。

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山川は富士大2年時に理想のバットに出会った。「もう12年ぐらいですか。ずっと同じバットです」。愛用するのは87センチ、920グラム。平均よりも「2センチ長いぐらいですかね」。さらにグリップエンドに左薬指と小指をかけて微調整。プロ入り前からバットとの向き合い方は変わっていない。

長さ、重さにこだわるわけでもない。「自分の体や打ち方に合うもの。ギータ(柳田)さんも(ヤクルト)村上のバットもそんなに長くないじゃないですか。長ければいいんじゃない」。変えようとしたこともあるが、フィットしなかった。同じバットで全打席ホームランを狙う。プロ入り前から二人三脚で歩んできた相棒で新天地でも放物線を描いた。【ソフトバンク担当=只松憲】

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