点がとれない…。阪神が開幕から2試合連続で完封負けを喫した。4回1死一、三塁で坂本誠志郎捕手(30)がセーフティースクイズを試みたが、岡本和のダイビングキャッチに阻まれ一邪飛に。三塁走者でスタートを切っていた大山悠輔内野手が帰塁できず、ダブルプレーとなった。

岡田彰布監督(66)は「スクイズちゃうよ」と説明。通常のスクイズとは違い、打球を見てから走者が本塁に走るセーフティースクイズのサインだったことを明かした。それでも、大山は飛球を見て帰塁することができなかった。指揮官は「戻るって。セーフティースクイズやから戻る。行ったらあかんやんか、スクイズちゃうんやから。スタートを切るんちゃうんやから」と疑問符をつけた。

坂本は「僕の失敗なので。決めていたら点が入っていた。しっかり練習します」と反省。大山は「明日良い準備をして、明日に向けて頑張ります」と前を向いた。

▼阪神が開幕2連敗。セ・リーグ過去74度の優勝チーム中、開幕連敗スタートから優勝したケースは13度あるが、阪神は過去6度の優勝では必ず開幕2戦目までに1勝はしている。1リーグ時代の4度も含め優勝年には1度も連敗スタートがなく、連覇を目指す阪神には気になるデータだ。

▼阪神の開幕2戦連続完封負けは88年以来、球団2度目。88年は仲田、キーオが連続完投も、広島に0-3、0-2で敗れ、開幕連敗は4まで伸びた。同年は最下位に終わっている。

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