点がとれない…。阪神が開幕から2試合連続で完封負けを喫した。4回1死一、三塁で坂本誠志郎捕手(30)がセーフティースクイズを試みたが、岡本和のダイビングキャッチに阻まれ一邪飛に。三塁走者のスタートを切っていた大山悠輔内野手が帰塁できず、ダブルプレーとなった。

岡田彰布監督(66)は「スクイズちゃうよ」と説明。通常のスクイズとは違い、打球を見てから走者が本塁に走るセーフティースクイズのサインだったことを明かした。それでも、大山は飛球を見て帰塁することができなかった。指揮官は「戻るって。セーフティースクイズやから戻る。行ったらあかんやんか、スクイズちゃうんやから。スタートを切るんちゃうんやから」と疑問符をつけた。

試合後、三塁コーチャーを務める藤本内野守備走塁コーチは「いいスタートを切ろうという結果なのかなと思いますけど。もちろん、1点をとりにいこうって気持ちがああいうふうに出てしまったっていうのもあるし、なかなか難しい判断だと思うけど。冷静に考えてみて、ゲッツーになるのが一番ダメなので、僕らも考えていきます」と前を向いた。

【関連記事】阪神ニュース一覧