開幕2軍スタートの楽天田中将大投手(35)の次回登板は、4月中旬のイースタン・リーグが有力となった。1日の楽天モバイルパークでの先発投手練習後、永井投手コーチは「(今月)中旬ぐらいには投げると思います」とプランを明かした。「なかなかファームの機会もない選手なんで、練習機会があるホームグラウンドっていうのを一応考えてます」。13、14日ロッテ戦、16、17、18日DeNA戦(いずれも森林どり泉)が候補になりそうだ。

田中将は昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、開幕ローテ入りを目指して1軍キャンプ、オープン戦登板と着実にステップを踏んできた。永井コーチは「手術明けで現在地を僕らも知りたかったので、1軍スタートにしたんですけど、まだまだ彼本来のボールのスピードや切れだったりは、もう少しなのかなっていう中で、彼もそれを感じてましたし、中途半端に行かせて、結局上がらずが一番避けたい」と開幕2軍を決断したという。

しばらくはブルペンでの投げ込みや体づくりに専念する。今季実戦での球数は63球が最多。球数を80球から100球に伸ばした上で「1球1球の質を上げていくってところですね」と特に重視する点を挙げた。「彼の場合は2軍で結果どうこうというよりかは、実際、現場レベルで見たところの質ですね。質を僕らはしっかり見て、それがオッケーだったら1軍でというところになってくる」と今後の方針を説明した。

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