オリックスが最下位脱出からわずか1日で再び6位に転落した。借金は今季最多タイの3に拡大。リーグ4連覇を目指す今季、11試合目でいまだ連勝が1度もない。開幕から苦しい戦いが続いている。

プロ初先発したドラフト5位高島泰都投手(24=王子)が踏ん張れなかった。2回まで完璧に抑えるも、3回には先頭に与えた四球が響いて1失点。1点リードの5回には2死一、二塁から村林に右翼線への走者一掃の適時三塁打を浴びて逆転を許し、続く小郷に右前打で4点目を失ったところで降板。5回途中5安打4失点で悔しさを残す登板となった。

打線は2回に4番レアンドロ・セデーニョ内野手(25)のバックスクリーン左への豪快な2号ソロで先制。2点を追う8回無死一塁からは来日初の1試合2発目となる左越えの同点2ランをマーク。そのまま今季初の延長戦に突入したが、延長10回に5番手で登板した山崎颯一郎投手(25)が2死一、三塁のピンチで鈴木大に投手強襲のタイムリーを許して勝ち越しを許し、今季初黒星を喫した。

反発力をみせた打線はディフェンディングチャンピオンの勢いを取り戻しつつあるが、中嶋聡監督(55)は「あそこでしっかり勝ち切るってことが本当に一番いい薬だと思いますし、競ったゲームをどうやって取っていくかっていうのが非常に大事になってくると思う」と次戦へと目を向けた。

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