0-0の9回から2番手でマウンドに上がった阪神ハビー・ゲラ投手(28)が、痛恨の来日初失点を喫した。先頭に安打を許すと、2死二塁から広島田村に155キロ直球を捉えられ、中越えの適時三塁打を浴びた。外野は単打での二塁走者生還阻止を意識し、定位置より前の守備隊形。打球は中堅近本の頭上を越えていった。

6試合目で初失点。負けも初めてついた。登板後は報道陣の問いかけに無言。悔しさを押し殺すように表情を変えず、クラブハウスへと姿を消した。左腕岩崎とのダブルストッパー構想のもと、1セーブ4ホールドと早くもブルペンに欠かせない存在になっている。頼みの男が崩れたが、この悔しさはマウンドで晴らすしかない。

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