阪神が敵地での接戦を制し、5試合ぶりの白星を挙げた。岡田彰布監督(66)は虎の監督通算歴代勝利数で、吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)が挙げた歴代2位の484勝に並んだ。ここ4試合は3敗1分けと足踏みが続いていたが、連敗ストップで節目の白星となった。

試合前から動いた。前日13日のスタメンから全打順を変更。「1番遊撃」には木浪聖也内野手(29)、「2番捕手」に梅野隆太郎(32)、近本光司外野手(29)を「3番中堅」、中野拓夢内野手(27)を「8番二塁」に据えた。

大幅に変更した打順が的中。1点を先制された直後の3回、1死から8番中野がこの日チーム初安打となる左前打で出塁すると、9番才木が犠打を決め、1番木浪が四球で2死一、二塁の好機。昨年4月26日巨人戦(甲子園)以来となる2番で起用された梅野が、中前に運ぶ同点打を放った。

1-1のまま迎えた7回には前川の右翼への二塁打でつくった2死二塁の好機で、8番中野が初球のフォークに食らいつき、右中間へ落ちる勝ち越しの適時打。打線が懸命に1点をもぎ取った。

先発の才木浩人投手(25)は7回4安打1失点、116球の力投。7回には先頭の中田に二塁打を浴び、味方の失策もからんで2死一、三塁のピンチを招いたが、最後は山本を149キロ直球で空振り三振。今季先発3試合目で初勝利を挙げ、チームを救う白星となった。

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