今季初登板初先発した楽天滝中瞭太投手(29)の力投が、勝利を呼び込んだ。最速146キロの直球、最遅99キロのカーブを軸に47キロ差の緩急で西武打線を幻惑。6回5安打2失点でまとめた。「結果だけ見たらクオリティースタート(6回以上、自責3以内)で、初登板で十分ではあるんで、そこは1つ受け止めて、反省するところはたくさんあった」と次戦に生かす。自身に勝利はつかなかったが、チームの連敗は3でストップした。

ベルーナドームと言えば滝中だ。昨年5月14日の西武戦は、9回1死までノーヒットノーランの快投。結果的に8回1/3を1安打無失点で勝利した。この日は2回に先制されたが、粘りの投球を披露。ただ、1点リードの6回2死二塁、カウント1-2からのカーブを捉えられ、追いつかれた。「バットが届くところに投げてしまったのが反省ですね。(同点打の)あの1球が悔しいです」と6回を投げ終えたところで降板。あの日以来、342日ぶりの勝利は逃したが、次戦につながる好投だった。

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