ソフトバンクが6カード連続の勝ち越しで貯金を今季最多「24」に積み上げた。「9番中堅」で9試合ぶりにスタメン出場した佐藤直樹外野手(26)が決勝打。同点の6回2死二塁で勝ち越しの右前適時打を放った。周東佑京内野手(29)はコンディションを考慮しての休養日。代役センターが勝利に導き、2位の日本ハムとのゲーム差を「1」に広げた。次カード9日からは本拠地で日本ハムとの直接対決3連戦に向かう。
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最後は左手1本ではじき返した。佐藤直は体勢を崩しながら外角球を右前へ。「落ちてくれって思ってました」。打球は外野で弾んで二塁走者が生還。初球を仕留めた積極的なスイングが殊勲のタイムリー。「いいところで打てた」と笑みを浮かべた。
0-1の6回2死二塁で井上が同点打。なお2死二塁と続いたチャンスで佐藤直が決めた。19年ドラフト1位の佐藤直と20年ドラフト1位の井上の連打で逆転。ロッテの先発左腕、サモンズ対策で起用された右打者2人が3打席目に仕事をした。小久保監督は「あの2人に代打を用意してたんですけど、『あぁ、もう行け!』って行かせた。よう打ったね。あいつらに託して良かった」と褒めつつも「球団が求めてるのはこんなもんじゃないでしょう。まだ(成績で)回収しきれていない」とドラ1コンビにさらなる奮起を促した。
この日は腰の張りや両ひざに不安を抱える周東がコンディションを考慮されての休養日だった。指揮官は「1試合休ませて次の日も休みなら2日間休める」と話しており、8日の移動日と合わせて“連休”を与えた形だ。周東に代わって代役センターに入った佐藤直が今季2度目の決勝打。今季1度目は柳田が故障離脱した直後の4月12日ロッテ戦で、同試合でも3安打2打点で代役の仕事を果たした。リーグ連覇へのピースとして、またも貴重な一打を放ってみせた。
ロッテ戦は通算950勝に達して6カード連続の勝ち越し。貯金「24」は今季最多を更新した。デーゲームで2位の日本ハムが敗れ、首位のソフトバンクはナイターゲームでしっかり白星。ゲーム差を「1」に広げ、9日からは本拠地で首位攻防3連戦を迎える。「いい流れでいける? もちろん」。小久保監督の声も弾んだ。【只松憲】



