日本ハム加藤貴之投手(33)が、初回に楽天ボイトに6戦連続被弾となる先制弾を浴びるなど、6回6安打4失点で5敗目を喫した。2週間ぶりの登板は立ち上がりから珍しく制球に苦しみ、試合をつくれなかった。降板後はベンチで新庄剛志監督(53)から異例の直接アドバイスも受けた左腕。次回登板では今回の悔しさを晴らし、逆転Vへ勢いを付ける快投を誓った。
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8回表、一塁側ベンチにいた加藤貴の元に新庄監督が近寄ってきた。身ぶり手ぶりを交えて、助言が送られた。降板後の試合中に長々と指揮官と話すのは「初めてだと思うんですけど、本当にありがたいことです」。異例の行動に感謝しながら、助言の内容も明かした。
加藤貴 フォームのことですね。体の使い方というか。そこは自分でも分かっていることを監督にも言われた。直さないと、また同じ結果になってしまう。こういうのをなくしていきたいので、次回に向けてしっかりとそれを生かしたい。
立ち上がりから何かしっくりこないままイニングを重ねてしまった。1週間前は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で調整登板はしてきたが、1軍では2週間ぶりの先発。本拠地エスコンフィールドのマウンドは7月12日オリックス戦以来49日ぶりで「言い訳になるのは嫌ですけど、ちょっと力が入りすぎた」と反省した。
1回は3番ボイトに先制8号ソロを献上。自身6戦連続被弾に加えて4番黒川にも四球を与えた。その裏に逆転してもらったが、3回もボイトに同点適時二塁打、フランコに勝ち越し犠飛を打たれた。自慢の制球力を乱したまま、最後までリズムに乗れなかった。
覇権を争うソフトバンクとのデッドヒート中の黒星の重みは承知している。「先発では(年齢も)上の方になってるので、こういう姿は見せないようにしたい」。先発陣もバーヘイゲン、山崎が2軍調整で前半戦のような“ゆとり”はない。次回も先発の舞台は1軍。新庄監督から直接受けた“ゲキ”に、今度は結果で応える。【木下大輔】



