プロ野球の臨時オーナー会議が26日、都内のホテルで開かれ、元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦コミッショナー顧問(71)が次期コミッショナーを務めることが決まった。

 来年1月1日付で就任する。10月末に統一球問題の責任を取り加藤前コミッショナーが辞任したが、後任の人選が難航。オーナー会議の宮内義彦議長(オリックスオーナー)が暫定的にコミッショナー代行を務めてきたが、セ・リーグが推した熊崎氏で12球団の意見がまとまり、この日の会議で承認された。

 熊崎氏は「課題が山積する中でこのような重責を担うことに大変な責任を感じているし、身の引き締まる思い。プロ野球を強く、活力あるものにして社会に貢献できるように、ある限りの力と持ち味を発揮したい」と話した。