日本ハムは21日、ミチェル・アブレイユ内野手(35)の契約を解除し、ウエーバー公示の手続きを行ったと発表した。

 来日1年目の昨季は138試合に出場し、31本塁打でパ・リーグ本塁打王を獲得。打率2割8分4厘、95打点と打線の中軸として活躍し、DH部門でベストナインも受賞した。今季は春季キャンプ中から腰痛に悩まされた。開幕1軍入りは果たしたが、3月29日に軽度の腰椎ヘルニアのため出場選手登録を抹消。米国で治療後、7月18日に再来日。同26日に再昇格して6試合に出場し、19打数4安打(1本塁打)1打点も再び腰痛を訴えて3日に抹消。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを行っていた。

 アブレイユは球団を通じて「日本でプレーをするという素晴らしい機会を得ることができたのは、全てファイターズのおかげです。また、どんな時も温かい声援をお送りくださったファンの皆様には、感謝しかありません。このような形でチームを去るのは本意ではありませんが、今は治療に専念し、また必ず野球ができるよう全力を尽くしてみます。ファイターズの優勝を心から願っています。本当にありがとうございました」とコメントした。