<明治神宮大会:大商大2-1近大工学部>◇18日◇大学の部準々決勝◇神宮

 大商大(関西5連盟第1代表)がタイブレークの延長10回、近大工学部(四国・中国3連盟)にサヨナラ勝ちし、前回出場の1982年以来の白星を挙げた。

 2回に山神貴雅内野手(4年=倉敷商)の適時打で1点を先制したが、7回に追いつかれた。1-1で迎えた延長10回1死満塁の守備で金子丈投手(3年=大院大高)が好投し、相手に得点を与えず。その裏に吉持亮汰内野手(2年=広陵)が中堅に犠飛を放ち、サヨナラの走者を迎え入れた。

 富山陽一監督(49)は、タイブレークの最初の打者に吉持を起用したことに「1番振れているし、相手が左ピッチャーだったからね。三振は絶対にないだろうと思って」と明かした。