本塁打王を獲得した西武中村剛也内野手(25)が11日、臀部(でんぶ)痛のため、宮崎・南郷のCSにむけた合宿でリタイアした。日南市内の病院で検査した後、宿舎で静養。回復次第で12日にも練習復帰するが、欠場したフェニックスリーグは阪神に0-4で完敗。中村以外はベストメンバーを組んだ打線が、7安打で完封された。中村は「痛いときと痛くないときがある。明日からの練習は大丈夫」と気丈に話したが、完全復調には時間がかかりそうだ。頭部死球を受けたブラゼルは回復が遅れ、事実上の“戦力外”と判断されている。渡辺監督は「心配ごとは尽きないね」と複雑な表情だった。