阪神OBの片岡篤史氏(40)が、来季1軍打撃コーチに就任することが10日までに分かった。片岡氏はこの日、兵庫県内で取材に応じ、球団からの就任要請を受けたことを明かした上で「前向きに考えています」と受諾する方針を示した。近日中にも発表される予定。

 片岡氏は、01年オフに日本ハムから阪神にFA移籍。03年と05年のリーグ優勝に貢献し、06年に引退した。その後は野球評論家として活動していた。「3年間、グラウンドの外からセ・リーグ、パ・リーグの両方をみてきた。いいタイミングでいい話をいただいたと思っています」と話した。

 真弓阪神の1年目はヤクルトに連敗して終了した。片岡氏は「僕も一緒にやってきた人が多いし、最後の2試合は応援していた。勝ってほしかったから、悔しかった」と感想を口にした。5年ぶりのBクラス転落を見届けて、古巣の再建に尽力する決意を固めた。「昨日(シーズンが)終わったばかりで、具体的に何をするまで考えていないが、前向きに考えています」と話した。

 [2009年10月11日11時45分

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