自己紹介は実戦で!

 西武からトレード移籍したオリックス赤田将吾外野手(29)が20日、入団会見と紅白戦にフル出場する。高知2次キャンプがスタートした19日、岡田監督は赤田の“特例デビュー”を決めた。「紅白は最初からや。メンバーを作ってたのを変えなアカンわ。向こう(西武)で(紅白戦に)出てるから行けるやろ。明日はフルに出てもらう」。用意していた20、21日の紅白戦オーダーを一部変更し、新戦力のフル出場を確約。開幕まで1カ月というキャンプ中の移籍とあって、チームへの融合を優先した。

 正田打撃コーチは「1番坂口とのコンビを見たい。2番がつないでくれたら得点力不足にはならん」と話し、2番右翼での出場が有力だ。対戦投手の左右を問わない両打ちで快足も武器の赤田と、同じく2番候補の大引を競わせることになりそうだ。午前9時すぎから入団会見を済ませ、4時間後に新しいユニホームで実戦デビューする。

 赤田は西武の全体練習に参加後、キャンプ地の宮崎から大阪経由でこの日夜に高知入り。指揮官による、駆け付け即デビュー指令に「行けと言われたらいつでも行けます」とスタンバイOKの笑みを浮かべた。

 [2010年2月20日11時19分

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