<日本ハム7-0ソフトバンク>◇8日◇東京ドーム

 日本ハム打線が、空中戦で武田勝を援護した。1回の小谷野の適時打以外はすべて本塁打による得点。ダメを押したのは森本稀哲外野手(29)だ。5回無死一、三塁から、6月6日横浜戦以来となる今季2号の3ランをバックスクリーン左へたたき込んだ。「気づいたら二塁ベースを回っていた」。久々の感触を味わいながら、全力疾走で駆け抜けた。

 前日7日の7回に、三塁内野安打で一塁にヘッドスライディングした際、むち打ちになった。「朝も起き上がれなかったけど、今日は今日でハッスルしようと思った」。リーグトップ29犠打が示すように、チャンスメークする立場だが「外野フライでオーケーのケースは大胆にいけるから。ひそかに優勝も狙っていますんで」と力強く締めた。

 [2010年7月9日11時33分

 紙面から]ソーシャルブックマーク