中日川井雄太投手(30)が22日、韓国ハンファ戦の練習試合(北谷)に先発し3イニングを無安打無失点に抑えた。最速は130キロ台後半ながら、コーナーに投げ分ける制球力で走者は味方の失策による1人だけ。開幕ローテ入りへ猛アピールに成功した。

 「内角と外角の投げ分けとバランスを意識して投げた。力みもそんなになかったので良いピッチングができました」。

 左腕不足の救世主になる。現在、チェン、山本昌の左の先発が2軍調整中。7年目左腕が貴重な存在であることは間違いない。「自分は(去年)ローテーションを守っていた投手ではないので、どんどんアピールするだけ」。昨季は1勝3敗と、悔しさを味わっただけに、静かに闘志を燃やしている。

 [2011年2月23日12時41分

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