<ウエスタン・リーグ:中日3-4阪神>◇23日◇ナゴヤ

 阪神6年目の鶴直人投手(24)がローテ“滑り込み”へ猛アピールした。ウエスタン・リーグ中日戦に登板し5回4安打2失点。29日広島戦(福井)での今季初の1軍登板に可能性を残した。

 「(1軍は)常に意識してやっているけど、今日は特に意識して投げました」。

 グラウンド気温が40度に達する中、粘りの投球を見せた。2回1死二塁から加藤に2ランを浴びたが、失点はこの本塁打のみ。低めにボールを集め、連打を許さなかった。80球の球数制限ぴったりで5回を投げきった。中西2軍投手コーチは「今日は内容も良かった。調子もだいぶ上がってきた」と太鼓判を押した。

 現時点では22日の同戦で投げた蕭一傑、小嶋が有力候補。ただ7月12日巨人戦(甲子園)からは9連戦も控えており、いつでも1軍で投げられる準備は整える。