ソフトバンクのエディソン・バリオス投手(25)がラテンのリズムで先発枠を勝ち取る。29日、ベネズエラ出身の右腕は、親類に多くのミュージシャンがいるという意外な事実を明かした。父がラテン音楽で重用される打楽器ボンゴのセミプロで「よくコンサートなどで演奏しているよ」。他にはいとこがプロのトランペット奏者、おじ2人が打楽器ティンバレスと、サックスのプロ奏者という。

 バリオスもボンゴやドラムが得意で、母国では演奏して気分転換を図った。「機会があれば電子ドラムを買いたい。野球をやめたら音楽の勉強をして、いろんな楽器を学びたい」というほど。投球テンポの良さはそんなところにも秘密がありそうだ。再来日2度目のブルペンは西戸崎で42球。「大丈夫。その質問は要らないよ」と右肘の不安を白い歯で打ち消した。