【ホノルル(米ハワイ州)13日(日本時間14日)=石橋隆雄】ソフトバンクが優勝旅行から福岡空港に帰国した。来季も連覇しハワイへ行くためにも、新戦力の活躍は欠かせない。選手会長の松田宣浩内野手(31)はハワイをたつホノルル空港で、来季新加入する松坂大輔投手(34)にもお立ち台でのパフォーマンスをお願いする考えを明かした。

 平成の怪物も、郷に入っては郷に従ってもらう。松田が並々ならぬ決意を見せた。松坂のお立ち台でのパフォーマンスについて「当然やってもらいますよ。僕がフレーズを考えたい。背番号18を背負うんですからね」とプロデュース役に立候補するほど本気だ。

 ハワイを出発する際に「来てよかった。大所帯(270人)で来られたことがよかった。選手もコーチも裏方さんも、その家族も参加してもらえてよかった。みんないい顔していた」とあらためて日本一の喜びをかみしめた。連覇のためにも、松坂には1日も早くチームに溶け込んでもらいたい。地元福岡のファンにも愛されてほしいと願ってのパフォーマンス提案だ。

 松田のお立ち台は「1、2、3マーッチ!」で締める。マイクを持ち、観客を総立ちにさせて絶叫。松田とファンが一体となって勝利に酔いしれる。内川の大分弁、過去には川崎の「チェスト!」、ズレータの「パナマ運河!」など印象深いものも多い。

 西武時代の松坂はルーキーだった99年5月16日にオリックス・イチローから3打席連続三振を奪い「自信が確信に変わりました」の名言を残しているが、パフォーマンス的なものはない。5日のソフトバンク入団会見でも言葉を選び慎重に話していた。好青年キャラで福岡に登場した元メジャー右腕を絶叫させるのは、お祭り男のマッチしかいない!?

 ◆ソフトバンクのお立ち台パフォーマンス

 内川は大分弁やアントニオ猪木の「1、2、3ダー」で締める。吉村は飲酒運転撲滅を願って「飲んだら乗るなでお願いします」と呼びかけた。スタンリッジは「スターフラッシュ!」と今季から発売された光で輝く応援グッズの名前を口にした。柳田は王球団会長の74歳の誕生日にお立ち台で「ハッピーバースデー」と本多、スタンリッジと3人で歌った。