日本ハム増井浩俊投手（３０）が、守護神の座を死守することを目標に掲げた。年末年始を故郷で過ごし、６日から千葉・鎌ケ谷での自主トレを再開させた。昨年はシーズン途中から抑えを任され２３セーブを挙げた。復活をかける武田久ら競争相手もいるが「譲りたくないですね。開幕からストッパーをやりたい」と決意を固めた。

　経験し、魅力に取りつかれた。「やっぱり試合を終わらせた時の気持ちは、セットアッパーのときにはなかった。やるならクローザーだという思いが強くなりました」。ソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ初戦では、痛恨の逆転サヨナラ打を浴びたが、その痛みでも守護神への思いが揺らぐことはなかった。

　安定して９回を任されるために、投球の幅も広げる。「テーマは楽に抑える。ガツガツいくだけじゃなく、球数を少なく打たせて取ったり、投球術を意識したい」とレベルアップを誓っていた。