阪神マット・マートン外野手(33)が、1軍キャンプのリタイア第1号となった。2日、午前中のベースランニングの際に異変を訴えた。そのままベンチへ下がると、荷物をまとめて球場を後にした。この後、沖縄県内の病院で検査を受け、右太もも裏の軽度の筋挫傷と診断された。

 「軽い筋挫傷。(明日からは)別メニューになるだろうね。無理はさせない。こっちに来るまでに相当走り込んで、体を絞ってきているんで、体が動いたんだろうな。時期的には焦る必要はないので、様子を見ます」

 和田監督は昨季、首位打者を獲得した主砲が早々にリタイアしたことについて、落ち着いて説明した。今日3日からは別メニュー調整で様子を見る方針という。深刻な事態ではないことを強調した。ただ、ゴメスもパスポートの盗難にあって来日が遅れ、合流が6日に始まる第2クールからとなることが決定している。第1クールから4番、5番の最強助っ人コンビが、全体メニューに不在という結果になってしまった。

 また、鶴岡一成捕手(37)もベースランニング中に右ふくらはぎの筋挫傷を負い、マートンとともに早々と球場を後にした。