ロッテのドラフト2位、京大・田中英祐投手(22=白陵)の背番号が31に決まり、2013年まで同番号を付けていた渡辺俊介投手(38)からエールが届いた。

 「入団おめでとうございます。入団前から野球以外の事でも注目されることは大変かと思います。ただ、それは、負担にも、活力にもなりえます。勝負の世界では勝ち続けなくては生き残れません。

 ご両親から『地獄を見て来い』と送り出されたという記事を見ました。その言葉の本当の意味をこれから理解していくと思います。それと同時にこの世界でしか見ることが出来ない素晴らしいものがたくさんあります。

 背番号31をつけてくれるという事で、私のところにメッセージの依頼をうけました。野球選手にとっての背番号は名前のようなものです。『しゅんすけ』ではなく、『えいすけ』の番号として千葉ロッテの31番という名前をもっともっと大きな存在にしてくれると期待しています。

 ※追伸

 身体が細い事を気にしているかもしれませんが、ピッチングにおいて太い、細いは重要な事ではありません。あなたにとって勝つために必要な身体を作り上げれば良いのです。自分の可能性、感性を信じてください。そして、それがどういうものなのかはこれから、マリーンズの優秀なトレーニングスタッフ陣などの周りの人たちが教えてくれると思います。ちなみに私は38歳になりますが、いまだに体は細いままで、プレーをしています」。

 渡辺は今、ベネズエラリーグのレオネス・デル・カラカスに所属。時差13時間半のかなたからコメントを寄せた。ちなみに入団時は177センチ、70キロだったという。