侍ジャパン吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が、今大会10打点目となるアーチを描いた。

5点リードで迎えた7回先頭の第4打席。左腕マルシアノの135キロを完璧に捉えて右翼席へ運んだ。

▼吉田が今大会10打点目。WBCの日本選手では06年多村の9打点を上回る最多となり、アロザレーナ(メキシコ)の9打点を抜いて今大会打点王に浮上した。大会記録の12打点(17年バレンティン)まであと2。勝利打点(V打)は韓国戦、チェコ戦に次いで今大会3度目。WBCで日本選手の大会3V打は、13年中田(2度)17年中田、山田(各2度)を上回る最多。主要国際大会(五輪、WBC、プレミア12)で日本人大リーガーが4番を打ったのは、09年WBCの城島(マリナーズ=2試合)に次いで2人目だ。