ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が21日、王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)相手の世界初挑戦(23日、エディオンアリーナ大阪)に向けて大阪市内で予備検診に臨んだ。結果に異常はなく「数値はあまり見たことないので、こんな感じなんだと。『チャンピオン』というより『タパレスだ』と思いました」とワクワク感を口にした。

 タパレスとは15年12月に同王座への指名挑戦者決定戦で対戦し、2回TKO負けしている。大森は世界初挑戦ということより、リベンジを強く意識している。リーチは大森が173・5センチ、タパレスが164センチ。9・5センチ上回ったが「僕の方が長いけれど、相手はスピードでそれを補ってくる。リーチは有利だけれど、気にせずにやりたい」と慢心はなかった。

 一方のタパレスも異常はなく、リーチに関しても「全く問題ない」。初の防衛戦に向け「イージーファイトになればいいね」と笑顔で言い切った。