ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が16日、世界戦連続防衛の日本記録に並ぶ13度目の防衛戦(8月15日、島津アリーナ京都)に向けたスパーリングを都内のジムで実施した。

 アマ選手と4回を消化後は、挑戦者の同級1位ネリ(メキシコ)対策をミット打ちで確認。右腕をL字に曲げるガードを駆使するサウスポーに対し、「隙間を狙う」と腕下の右脇腹に強烈な左ストレートを打ち込む練習を重ねた。V9、V11戦と2回戦ったモレノと同タイプで、「生きてくると思う」と経験値を糧にする。