元ドラゴンゲートの戸沢陽(31)が、クルーザー級王者ネヴィル(30)の前に屈した。第4試合で、6月30日の第1日に続いてクルーザー級王座のトリプルスレット形式タイトルマッチに出場。王者ネヴィル、オースチン・エイリーズ(39)とリング上で対峙した。場外へ逃げて見物するネビィルをけん制しながら、エイリーズと消耗戦を展開した。

 疲労で動きが鈍りはじめたあたりで、頭脳的なネヴィルの介入を受けてリズムを狂わされた。エイリーズのディスカス・ファイブアームで倒された戸沢は、ネヴィルに捕獲され、11分11秒、片エビ固めでフォール負けを喫した。

 試合後、大きな拍手を浴びた戸沢は四方に深々と頭を下げ、リングをあとにした。