28歳で世界初挑戦の木村翔(青木)が王者の鄒市明(中国)を11回TKOで破り、新王座に就いた。

 日本選手の敵地での世界王座獲得は、日本ボクシングコミッション(JBC)公認試合では1981年に三原正が米国で新王者になって以来の快挙。海外での王座獲得は2013年の亀田和毅以来。

 36歳の鄒市明は08年北京、12年ロンドンと五輪2大会連続で金メダルを獲得した技巧派で初防衛に失敗した。日本のジム所属の男子世界王者は最多を更新する13人となった。木村は18戦15勝(8KO)1敗2分け、鄒市明は11戦9勝(2KO)2敗。