矢野通(39)がBブロック第7戦で、やりたい放題の3勝目を挙げ、勝ち点6とした。

 古き良き怪奇派を思わせるタマ・トンガに対し、ゴング前からひたすら逃げ回る鬼ごっこを展開。場外乱闘中に開始ゴングが鳴り、リングに上がったら、1人でロープに体をくぐらせ、お決まりの「ブレーク! ブレーク!」を連発。完全に“矢野ワールド”に引き込み、一瞬の押さえ込みでフォールを奪った。試合時間はたった3分15秒。「タマ・トンガは怖い、怖い~。でも、悪は滅びる、闇はついえる。勝ったのは私。これで見知らぬホテルに行っても、フロントのお姉さんがカギをくれるはずだ」と意味不明? のご満悦だった。