Bブロック予選リーグ最終戦で、昨年覇者のケニー・オメガ(33=カナダ)がIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)を破り、2年連続優勝決定戦進出を決めた。

 オメガは、5日の大阪大会のEVIL戦で首を負傷し万全ではないオカダに非情の首攻撃。リバースのフランケンシュターナーを2度繰り出し、ジャーマンスープレックス、タイガースープレックスと、後頭部からマットにたたきつける大技を連発。

 最後はVトリガーから、片翼の天使でオカダを粉砕した。1月4日の東京ドーム大会では46分45秒の死闘の末敗れ。6月11日の大阪城ホール大会では60分時間切れ引き分けと、いずれも王座戦ではね返されたオカダに、三度目の正直で勝利。

 外国人としてG1史上初の連覇を目指し、13日にAブロック1位の内藤哲也(35)と対戦する。オメガは「内藤、お前は強くてセクシーだが、オレには劣る。明日は、カナダの国旗が会場にはためくことになる」と連覇を宣言した。