WWEスマックダウンの中邑真輔(37)が16日、エディオンアリーナ大阪で開催の大阪公演の試合前に、会見を行った。

 中邑は「WWEスマックダウンの一員として日本に帰ってくることができたことを誇りに思う」とコメント。タイトル戦については「(タイトルを)取れればスマックダウンの顔として認められる存在になれる。戦いがいがあるし、勝たなければいけない」と決意を語っていた。

 タイトルを目指す中で、ジョン・シナや、ランディ・オートンといったビッグネームを連破してきた。「ちょっと前まで、まったく予想だにしなかったことが、すごいスピードで起きている。WWEに来て良かった。同世代をけん引してきた仲間。自分は日本で、彼らは米国で。ある程度の親近感を感じる。シナとオートンは、レスラーとしての通じ合う者を感じることができた。だけど、シナとオートンに勝って、浮き足だったらいけない。自分にとってはこれが普通だ」と、自信ものぞかせた。さらに「WWEにはまだまだ戦っていないレスラーがスマックダウンの中にも多くいる」と先を見据えた。

 また、試合中の事故で頸髄(けいずい)完全損傷という大けがを負った高山善広(50)について「自分がレスラーとして育っていく上で、たたき上げてくれた同志。高山さんが戦っているので、自分も何か高山さんのためにできることをしたい。一度、地獄の縁から帰ってきたレスラーなので、必ず帰ってくると信じています」と復活を願った。