元UFCミドル級王者ルーク・ロックホールド(32=米国)が再起戦で勝利を飾った。

 ミドル級5分5回で、デビッド・ブランチ(35=米国)と対戦し、2回4分5秒、KO勝利を飾った。16年6月のUFC199大会で、挑戦者マイケル・ビスピン(英国)に負けて王座陥落して以来、約1年3カ月ぶりのオクタゴン復帰だった。

 1回は相手の勢いに押されたものの、2回からはロックホールドが掌握。ブランチをケージに押し込み、足技でテークダウンを奪うと、そのまま馬乗りになって拳をふり下ろした。あおむけにさせた後、さらにパウンドを連発し、ブランチからタップを誘った。鮮やかな快勝劇に、ロックホールドは「時間をかけてじっくりいきたかったけれど相手が突進してきた、彼にとっては良かったんじゃないか」と敬意を表した上で「(ブランチは)やるべきことをやった。ただオレもオレでやるべきことをやった。ベルトを取り戻す。この階級はオレのものだ」と完全復活を宣言した。