10月31日にプロレスラーを引退した大仁田厚(60)が3日、東京・新木場1st RINGで開催する「大仁田反省会」を開き、メインイベントのバトルロイヤルでレフェリーデビューしたが試合後、レフェリーは今回限りで辞める考えを明らかにした。

 大仁田はレフェリーながら、試合中にリング上で選手にパイルドライバーをかけ、毒霧を噴射し、現役さながらの大暴れをしてしまった。試合後、ニッカンスポーツコムなどの取材に応じ「新しい形の、こういうレフェリーがいてもいいじゃないかというお手本だ」と胸を張った。

 ただ、今後については「レフェリーは今回で終わりですね。レフェリーシャツも買ったけど、今回が最初で最後です…今のところは。引退ではないけど」と、微妙な言いまわしで、レフェリーは続けない考えを示唆。ただ、ニッカンスポーツコムの単独取材には「俺は(レフェリーの)センスがない」と言い、苦笑した。

 この日、現役さながらの大暴れをしてしまったことについては「申し訳なかったと思う。挑発されると、どうしても防衛本能が働く。毒霧を口に含まざるを得なかった。申し訳なくて涙が出てくるよ」と謝罪。「現役復帰はない」と重ねて強調した上で「毒霧は吐いちゃ、いかんよなぁ」と苦笑いした。【村上幸将】