プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級13位の松本亮(23=大橋)が来年2月28日、東京・後楽園ホールで同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦することが19日、発表された。

 高校4冠の実績に加え、モデル活動も並行してきたイケメンボクサーはプロデビューから6年で世界初挑戦を迎える。松本は「チャンスがきたので必ず取りたい。一発で取ります」と力強く宣言した。

 師匠の大橋秀行会長(52)は「もし世界王者になれれば、このイケメンですから、女性を含めてボクシングをアピールできるのではないかと思います」と頼もしそうに見つめる。松本は同門のWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24)と同学年。アマチュア時代はライバル関係でもあっただけに「刺激になっています。いい環境で練習できていると思います」と気合十分だ。

 昨年9月に久保隼に勝利して王座奪取したローマンは総合力の高い王者となる。「パンチ力は自分の方があるので、カウンター(パンチ)を当てられればいいなと思います。打たせずに打つことが大事になる」とイメージを膨らませた。16年9月に副甲状腺機能亢進(こうしん)症の手術を受けた後、最近は4試合連続KO勝ち。体調の不安もなく、万全の状態で世界王座を狙う。